My-yuki Project
こんにちは。
これは、私の「浅くはあるが、深くは無い(笑)」知識と経験と情報を、みなさまにお伝えするコーナーです。なんの役にも立たないけれど、たまーに役に立つ人もいる。
そんな第1回は「画材(モノクロ漫画用)」についてです。
私が使用しているものは、チープなものばかり。まさに「早い・安い」の世界ですな。(←「うまい」かどうかは謎)
あまり画材にお金がかけられない人は、高価なものには手を出さない方がいいです。セットでそろえないと意味がないものが多いのに、そろえるのはかなり(10万単位だったりする)お金がかかるんですよ。だって、超高級色鉛筆の、赤と青だけ持ってたって、意味ないでしょ?
で、よくよく考えてみると、私の持っているものって、「初心者おすすめセット」みたいになってるんです、なんだか。
まずは、紙。
私が使っているのは「デリーター漫画原稿用紙」A4135kg40枚入300円。各社いろいろ出ていますが、これが一番安い(笑)。
私はこれと、3年くらい前のICのお年玉懸賞で見事当選した「アイシー漫画原稿用紙」A4110kg40枚入500円(←40冊セット。2等賞くらいのやつ。すごいでしょ)を使っていますが、110kg(紙の厚さのこと。これが重いほど厚い紙になる)では薄すぎて使いにくいです。
とりあえず初心者は135kgの厚さで、A4サイズ(実際に描くサイズはB5。ちなみにB4は投稿用。初心者にはでかすぎるのでは?)であれば、各社どこのでもよろしいかと思います。
次に、ペンですね。
私はゼブラの丸ペンを使っています。細い線が描けるので。
初めての方はかぶらペン(スプーンペン、さじペン、タマペンとも言う)とGペンと、ペン軸を一本用意すると良いでしょう。丸ペンは引っかかりやすいので。
価格はペン先1本60円、丸ペン用ペン軸は170円、普通のペン軸(丸ペン以外なんでも使えるのでお徳)は250〜400円くらいでしょうか。セットでいろいろ入っているセットもありますが、それよりもおすすめは「普通のペン軸」プラス「ペン先3本セット」ですね。3本あると、自分にあうかどうか十分試せます。逆に10本セットだと初心者には多すぎるかも。タチカワのものとかが、3本200円でパックになっています。これでかぶらでもGペンでもスクールペンでも好きなのを買ってください。
ベタは「ぺんてる筆<中字>」を使っています。
「安物」でなければ(有名メーカーのものであれば)たいていOKです。安いものだと、毛先がすぐに痛んでしまったり、インクにトラブルがあったりするので。インクの種類は「顔料インク」と記載されているものが良いようです。
ペンてる筆は1本500円程度。同じ筆ペンであれば、画材屋ではなく、スーパーなどで買ったほうが安く買えて良いのでは。本物の筆を使うというのは…めんどいのでどうかな。
インクは証券用インク(400円)が、乾くと耐水性になるので便利です。インクは変質しないよう、時々振り混ぜると良いとか。ほかには製図用インク(耐水性にならない)とか、各社が出しているコミック用のインクなどがあります。プロでもなければ、ひとびんあれば、一生使えます。ま、それは大げさですけど。
墨汁を使うなら「開明墨汁」(小ボトル・値段は忘れました。すみません。多分200〜300円くらい)が使いやすいようです。と、漫画家の方は良く言われますけど、どうなんでしょう、きっとそうなんですね。それ以外のお習字で使っていた墨汁を流用するときは、ボトルが大きすぎますので、なるべく小さなふたつきの容器を用意して、そこに入れて使いましょう。なるべく浅くて安定がいいものを選びましょう。中学のころ、机の上で墨をひっくり返して、英語の教科書を真っ黒にした経験があります(泣)。墨汁がぼてぼてして書きにくいときは、少量(入れすぎは禁物)の水を入れて、かき混ぜてあげると良いでしょう。ただ、そうするとカビがはえやすくなりますので、小さな容器ときれいな水で行い、さっさと使い切るのがベスト。
ホワイトは…修正液で十分っす。先端0.3mmの極細のもの(200〜300円くらいのペン型のもの)を使っています。使い勝手がいいです。ミルキーペンの白(100円)、ポスターカラーの白(60円〜)、ドクターマーチン用のホワイト(確か1000円)、コピックオペークホワイト(850円)、なんでも好きなものを使ってください。ただ何度も言うように、プロでもない限り、そんなに多くは使わないので、ふだん使っているもの、そしてペンタイプのものがおすすめです。筆だと、準備や片付けに時間がかかるからです。
吹き出しはコピックマルチライナー(各200円)の0.05〜0.5mmをよく使います。別にこれは普通のペン先で書いても関係ないんですけど。枠線は0.8mm。定規はうちにあるもので十分。初心者用じゃないけど、重宝してるのが円プレート。丸が切り抜かれている定規です。600円〜。でも私は買ったことないです。父親が製図をしていたので、うちにもともとあったのを勝手に使ってるんです(笑)。だからPIGMAなんかの使い捨て製図ペンも小学生のころから(勝手に)使い放題。今はそんなんでもないけど、当時は割と高級品だったのでは?…よかったのかなあ。そういえば枠線を引く2大神器のロットリングと烏口だけど、烏口もあったなあ…使ったことはないけど。
結論としては、使い捨て製図ペンを最低一本(0.8mm)と、家にある定規で漫画は描けます。あと余裕があれば0.05mmとかを買うと、ごまかしがきいていいです。
最後に、カッターとトーンですね。
ほんとは、なくても描けるんですけど、なんか最近の趨勢で。
カッターは普通の小さいもので十分。ただ、あちこちがさびたり緩んだりして、使いにくくなっている場合があるので、新しく買ってしまいましょう。200円あれば、いいものが買えるのでは?刃はこまめに折って、新しい切り口を使いましょう。古いものでも、刃を付け替える(または刃を折るだけでも!)と、切れ味抜群。…というか、切れ味の悪いカッターを使っている人!「もろいが、折って使うことでいつでも良い切れ味が保てる」というコンセプトで開発されたカッターナイフに失礼です。ちなみに発明したのは日本です。(発明した人のお名前は失念してしまいました。すみません)
トーン。私はトーン貼りの作業が一番好きです。これ以上に楽しい事ってないですよ、まったく。ま、トーンのお話はまたそのうちぐだぐだとするつもりなので、今は簡単に。
初心者は柄物に引かれがちです。しかーし!その誘惑に負け、大して使わないトーンを大量に買い込んだ人物を私は知っている。私だ。ってなわけで、柄物は最初の購入では1枚も買わないのがベストです。だって、「どの柄が必要か」の選択は、ある程度「自分の漫画」を描いて見ないとわからないものだから。ちなみに「ある程度」っていうのはペン入れした原稿10枚くらいでしょうか。そうしたら必要な柄を1〜2枚買っても失敗はないのでは。でもそこで安心してはいけません。私など、いまだに一度も使わないであろうトーンを何十枚も買いこんでいますから。
買うなら、同じ線数のものにしましょう。おすすめは41、42の2枚か、61、62の2枚。同じ会社のものを選びましょう。どこの会社でも同じ番号を使っているので、迷うことはないでしょう。40番台のほうが粗く、60番台の方が目が細かいです。
ちなみに価格はICトーンが1枚480円、デリータトーンが280円、デザイントーンが350円、ICトーンユースはオープン価格ですが、280円、350円、400円と言った値段で売られているようです。
と、いうわけで。初心者おすすめ画材セットは…
| 商品名 | 価格 | おすすめ入手先 |
| デリータ―漫画原稿用紙 | ¥300 | 画材店 |
| ペン先3本セット | ¥200 | 画材店 |
| ペン軸 | ¥250 | 画材店 |
| ペンてる筆 | ¥500 | スーパー・文具店 |
| 証券用インク | ¥400 | 画材店・文具店 |
| 修正液 | ¥200 | スーパー・文具店 |
| コピックマルチライナー | ¥200 | 画材店 |
| カッター | ¥200 | スーパー・文具店 |
| トーン2枚 | ¥560 | 画材店 |
| 合計 | ¥2810 | |
| 税込 | ¥2950 |
全部そろえて2950円。3000円あればお釣りが来ますね。これ以上を買う必要はありません。結構漫画って安価で描けるんですよね。はまりだすととめどなくお金が出て行きますけどね…ははは。
それでは今日はこの辺で。果たして役に立った人がいるのか…いないだろうなあ(笑)。
"My-yuki Project" Produced by Yukie Kanda.